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まずはマインドフルネスとは何か?
「意図をもって、今の瞬間に、評価や判断を手放して、注意を払うことから、わき上がる気づきの状態」と説明されるようです。
 
最近よく聞くけど、分かるようで分からないのがマインドフルネスですよね。
 
僕は「現在」を意識することだと思っています。
もうちょっと、言うなら、「現在の自分」を感じることだと思います。
 
要するに現在の自分に意識を向け、今やっていることに全力で取り組めば良いわけです。
 
マインドフルネスと言えば、瞑想ですが、実はなんでも良いです。
僕自身、皿洗いや洗濯物を畳むなど家事に集中することもマインドフルネスだと思っています。
そう思ってやると家事も楽しくなります。
 
そして、ダンスはマインドフルネスするには素晴らしいものだと考えています。
音に集中して、自分の動きに集中します。
そして、鏡でこれでもかと言うほどに自分を見るので、嫌でも現在の自分を意識させられます。
なので、そこに少し意識的に現在の自分を見てあげれば、マインドフルネスできるわけです。
頭を空っぽにしてダンスに集中すればいいわけです。
よく生徒にダンスに余計なものを持ち込むなと言うことがあります。
ダンス以外のことを考えて踊っている人はすぐに分かります。
違うことを考えていると動きが散漫になるのです。ダンスがうまい人ほどマインドフルネスしていることになります。
もちろん、同じ人でも日によって違ったりするので、観察していると面白いです。
 
マインドフルネスすることで集中力、自己認識力(セルフアウェアネス)、自己管理能力(セルフマネジメント)の向上。心理的ストレスの軽減など色んな効果が期待されています。
これらの能力をダンスで鍛えられると言うわけです。
 
僕自身、ダンスを始めた頃に研究室の実験が上手くいかずに強いストレスを感じていた時にいつも何も考えなくなるまでダンスの練習をしていたことがあります。
それであの強いストレスを乗り越えることができたなと思います。
実はその時、神経科学研究室にいたので、当時このことに気づいていたら、研究がもっと面白くなっていたようにも思います。
でも、そのストレスのおかげでダンスは上手くなり、今に繋がってもいるので、人生は面白いなと思います。
 
話がちょっと外れてしまいましたが、ダンスは多くの可能性を秘めているなと日々感じます。
考えていると楽しくなります。
 
ぜひ、ダンスでマインドフルネスやってみてください。
ダンスのレッスンでやってみるのはもちろんですが、レッスンに行かなくても、好きな音楽を聴いて体を動かし、そのことを真剣に楽しめばいいのです。
そして、ダンスが生活の一助になれば、こんなに嬉しいことはありません。